ライフタイム

恥ずかしながら美術系大学に籍を置いている身でありながら、美術ときちんと向き合ったのは大学に入ってからだった。 そんな感じだったので、今まで絵を描き続けてきた、当たり前に美術と共に生活をしてきた人と比べると知識等が恐ろしく劣っている。私が勉強…

好きな人が好きな人じゃなくなるのが耐えられない

私が小学5年生か6年生の時に、「表紙が可愛いから」と手にした本が森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」だった。 中村祐介が描く美少女のイラストの雰囲気に惹かれたものの、文体は堅く小学生の時分ではなかなか手強い読み物だった。そもそも行ったこともない…

普通を疑う

エントリーシートの趣味の欄に「読書」と書いてしまったので、これは是非何か読まねば…と考えた結果、現在、村上春樹著「スプートニクの恋人」を読んでいる。ある女の人に恋焦がれる女性と、その女性のことを好きな男性。話は大体その三角関係で出来上がって…

誠実な人しか生きられないの

最近自分の周りで浮気の話をよく耳にするようになった気がする。年齢的なものなのか、わたしの友人の民度の問題なのかはわからないけれど、10代の頃には確実に耳に入ることがない話題で、自分の年齢を生々しく実感する。 わたし自身浮気について全否定はして…

プレゼントと気持ち

この間友人から卒論中間発表お疲れ様でした!ということでずっとほしかったLAMY2000の4色ボールペンを頂いた。私は文房具が好きなので、異様に高い外国製の筆記具にこだわっている。たくさんありすぎても使えないので、数はそう多くはないけれど、筆箱に入れ…

初夏の雑記についての雑記

4日毎の投稿を目指してはいるものの、やはり日常が忙しくなればなるほど、自分のことを語る余裕もなかったりする。 先週、卒論中間発表を終え、(コースの先生が一人御退官なさったので、わたしが思い描いたものよりもヒリつきがなかった。発表の質も上がっ…

メメントモリ

直に知り合いというわけではないけれど、SNSでたまに見かけていた人が亡くなってしまったらしい。突然の事故や自殺とかではなく、長い間闘病していた末の最期だった。 わたしにとっては勿論他人で、初めて見かけた時は若いのだし治るものなのだろうと軽視し…

あの時のまま

音楽の素晴らしいところは、自分の思い出と結びつきやすいところにあると思う。 中学校では吹奏楽部に所属し週6、週7くらいの勢いでクラリネットを吹いていた。大学に入ってからは芸術学を専攻した。わたしの人生は大方芸術で括られているようだと24年間生き…

爪を整える

最近爪を整えることを気にし始めた。 ボルダリングをやっているのだから爪なんか気にしても仕方ないと思いながらも、やっぱりきれいな指に憧れてしまう。地肌が黒いのもあって、何となく女の子らしさに欠ける手だけれど、もう少し可愛いものにしたい。手だけ…

目標設定と過程

もうそろそろ6月になるのか、とカレンダーを見つめながら思う。 今年は(昨年あまりにも怠惰な生活を送っていたことから)非常に活動的に生活できていると思うし、なかなか充実しているのではないかと思う。去年できなかったことを今年やらねばならないのだか…

汚い言葉

24歳になると(というか所謂社会人になると、と言うべきか)自分の年齢と趣味嗜好が合わなくなってきたりして、他人と自分の考えの歪みにハマって動けなくなってしまう。 その中で代表的なものを挙げるならば「ファッション」が顕著だろうと思う。 友人と会…

今日までの道のり

先日先生と電話をして、進路のことだとか卒論の方針を話し合ったりだとかした。去年卒論を書いていればわたしともう1人の卒論を見るだけなので良かったのだけど、今年はわたし(留年生)と4人の計5名の卒論を見るというのだから、先生には申し訳ない気持ちでい…

失恋の仕方

先日なんとなく「愛がなんだ」を視聴した。ざっくり言うと、クソ男とそれにハマってしまうどうしようもない女の話だった。 私も10代の頃は割と恋愛に恋愛していたところがあったので他人事のようには見られなかった。思えば、好きな人にはなんでも尽くすよう…

染髪とは…

今まで顔面のことに関しては色々気にかけていたけれど、そのほかに関してはほとんどどうでもいいような風に振舞っていたなと思う。服は好きだけど、数万出してまで買おう!という気にはならない。布じゃん!と思ってしまう。髪の毛も極度に痛んでなければい…

棲み分け

嫌いな人間のSNSを覗いてしまう癖が抜けない。悪いことだなあ、浅ましいことだなあとわかっているけれど、過去を振り返って「なんだこいつもこの程度じゃん」と感じると、少しホッとしてしまう。同じ道を目指しているわけでもないから、少しくらい方向性が違…

おつかれ自分!

私事ですが、就職活動がひと段落しました。真っ只中で慌ただしくしている方がいればブラウザバックをお願いいたします。今回に限っては人を焦らせてしまう内容になってしまうかもしれないので…。 1年留年したので実際昨年度7月〜5月、今年度3月〜4月、計1年…

放任と独占と

革新的なことがやりたいくせに、実際適性はじっくりコツコツ地味にやることの方があっている。アンビバレントってやつだな、人間だなあ、と思いながら今に至る。 予備校時代に凄く頼もしい先生がいて、私は先生のことを凄く尊敬していた。先日予備校時代をふ…

対話の難しさ

面接ラッシュであまり文字を連ねる時間が取れない。 去年は真面目に就活をやっていると見せかけてやっていなかったので、この時期にはもう無になって生活していた気がする。特に対策してもいないのに道内企業からはなんとなく最終選考まで案内してもらうも、…

敵は(いつか)死ぬ

ストックがなくなったのでリアルタイムで雑談を垂れ流しましょうか。 先日父の1周忌があって、自分が自由になってから1年が経つのかあと思ったりしました。 何回も書いてるとは思うけれど、父は良い人ではあるけれど私に少し期待しすぎてしまった故にモラハ…

我儘で傲慢な

新学期が始まってしまった。 焦る気持ちを抱きながら、新学期に向けてしなければならない作業はあるのかしらと、保健管理センターと学務に連絡する。保健管理センターの方は次の日には連絡を返してくれて、とりあえず学校に行けばいいらしいことがわかった。…

自分しか愛せない

(始まってすらいないけれど)関係が終わってしまってからも好きだと思えた人間がいるのは幸運なことだなあと思っていた。2人の関係性に名前がつくことは最初から最後までなかったけれど、最後も綺麗に終わらせてくれたし、君が「それは嘘だよ」というならそ…

桜の季節

卒業、入学といえば桜というイメージが一般的なのかもしれない。私が住む街での卒業式は当たり前に雪が残っていて、運が悪いと雪が降っている。入学式は雪が溶けて乾いて、靴を汚さず歩けるようになったくらいに行われるので、タンポポすら咲いていなかった…

インプット・アウトプット

4日毎で投稿するぞ!と言ってた割に、最近ES作業に追われてある意味リアルが充実しているので下書きがなくなりつつある。焦る。趣味なんだから気ままにやればいいよと言われたらそれまでだけども。ゆるく現状を文字にしたいだけだし、ちょっと更新しなくなる…

聞こえない

わたしの耳はあまり良くないのかな、というのは中学生あたりから感じていた。 吹奏楽部に所属していたので音程を合わせるだとか微細な音の不一致により起こるうねりなんか正常には感じていたし、楽器を吹く上で不便なことはなかったと思う。(中学生が部活で…

また逢う日まで

大丸札幌の7階角地に位置する「イノダコーヒー」が2021年3月20日をもって閉店してしまうらしい。 札幌大丸はかれこれ5年以上はお世話になっているのだけれど、イノダコーヒーを知ったのは2、3年前だったと思う。仲がいい友人に「ケーキが美味しいんだよ」と…

決められない優先順位

3月が始まって、重い腰を上げて、やっとまともに就活と向かい合うかという気になったけれど、休んでいた事実は消えない。夏・冬のインターンを逃した私はマイナスからのスタートに違いなかった。そんなことは承知の上で今の今まで休んでいたのだけれど、他人…

不幸とは言い難い

この間やっと母親に留年が決定したことを話した。話したというか、直接話すと泣きそうでうまく伝えられないと思ったので、LINEを使って「来年度分の学費は出世払いします」というようなことを送った。 わたしが3月というギリギリな時期に話したのは、秋頃に…

不便の麻痺

最近になってまともに活動をするようになったからか、雪国特有の交通の不便さが身にしみる。不便だというほど不便だと思っていないのだけれど。それというのもこの不便さがわたしにとっては当たり前だから。 私にとっては唯一の足と言っても過言でないJRの遅…

わたしと薬の話4

前回の話→わたしと薬の話3 - クモニマゴウ 毎回のように注意書きしますが、生々しい内容が含まれているので苦手な方は読むのをおすすめしません。自身の投薬記録を兼ねています。 あまりの生理痛の酷さに2020年5月から低用量ピルの服用を始め、ルナベル(低…

花束を包む

映画「花束みたいな恋をした」を観に行った感想なので、これから観にいく予定の人、ネタバレを好ましく思わない人は読むのをお勧めしません。 友人に誘われて観に行った作品でしたが、思っていた以上に良かったです。何が良かったかというと恋愛の汚い部分を…