敵は(いつか)死ぬ

ストックがなくなったのでリアルタイムで雑談を垂れ流しましょうか。

 

先日父の1周忌があって、自分が自由になってから1年が経つのかあと思ったりしました。

何回も書いてるとは思うけれど、父は良い人ではあるけれど私に少し期待しすぎてしまった故にモラハラな部分があって、それが嫌でわたしは良い娘ではいられませんでした。

学生のうちから借金を背負わせたくないと考えて、私たち3人分の学費を出してくれていたのは本当にありがたいことですが。それとこれとは別。もうちょっと遠い存在だったら良かったのになと思います。親戚のおじさんみたいな。そのくらいの距離感だったら、勉強熱心で多趣味で自分を持っていて、素敵な大人だなあなんて思ったでしょう。

 

もしものことを考えるのが好きなので「もし父と母が離婚したらどっちに行こう?」と考えたことがありました。中学時代の私は絶対に父、なんて思ってました。

母は優しいけれど、自我がなくて、全て父に頼りきりで、あんまり尊敬できないと思っていました。(勿論今母と2人で生活していると、そんなこともないというのが分かるのですが…)

反して父は、先ほど書き並べたみたいに、良い大人だと思っていました。私は姉弟の中で一番優れていると思っていましたし、父の期待に応えられるだろうという謎の自信がありました。姉や弟が非常に内向的なのがその考えを増長させたのでしょう。父のことが心の底から嫌いなわけじゃなかった。

 

実はこの前面接で「許せなかったことはなんですか?」と質問を投げかけられていました。3:3の集団面接の中で「友人から待ちぼうけを食らったこと」とか「発表会直前にドタキャンされたこと」とか割と普通なことが話されている中で、私の頭の中には父との諍いしかなかったのでした。私の番になって、フランクな話をしようとしたにもかかわらず、全く思い浮かばなくて「父に財布を盗んだと疑われたことです」と話してしまいました。

就活をガチでガチガチにやってる方には対策不十分すぎ!と怒られそうなので非常に申し訳なかったのですが、就活始めたて初面接だったので許されたいなという気持ちです。不快にさせたのならばこの話はフィクションです、ということにしましょう。

面接官の方に「仲直りはできたのですか?」と訊かれて「父は…昨年亡くなりまして…」と返した瞬間の空気感。久しぶりに当時の出来事を思い出して悲しくなってしまって泣いてしまいました。私以外の5人はみんなエッ!って感じ。面接官は質問してごめんモードだったし、他の2人の学生はドン引いていた、気がします。面接官の方からティッシュもらったの、一生忘れません。

一応その後に「その他大概のことは水に流せているか解決させてきたとおもいます!」とリカバーしました。リカバーになっているのかわからないけれど。

謎ですがこの面接は通過しました。多分お堅い職種だったら落ちてたなあ、と反省する一件でした。

 

死んでも存在が世界から消えたわけではないから、フラッシュバック的に気分が落ち込んだり、泣いてしまったりは無くはないけれど、うまく付き合っていきたいなあと思います。

私は生き延びて、相手は死んでいるのだから、この試合は私の勝ちでしょ!みたいな気持ちで最近は生きてます。

その他にも嫌いな人間はいますが、どうせいつかこいつも死ぬな、と思ったら些細な執着心が消え失せて菩薩になれたので、意外と良い解脱方法かもしれません。是非皆さんも試してみてくださいね(?)

 

楽しく生きましょう。