漠然とした不安

祈られた祈られないというのは自分の中であまり大きな問題ではなかったように感じる。自分の能力のなさというか役に立たなさが自分を刺すように感じる。今は一周回って元気な気になっているけれど、実際どうなのかは有耶無耶になっている。

 

卒論が始まって、それと並行して就活もぼちぼち進めなくてはならない。

まあどちらも大して大きな問題ではないんだろうけれど、そんな大きなことを並行してやる自信は全然なくて少し怯えている。

 

自分が思うように、自分が思うことを澱みなく文字にするというのは難しくて、常に誤解を生みそうな自分が背後に立っている気がする。文字を書いていてよかった。自己分析というかそういうのを常にやっている気分になる。語尾とかちょっとしたニュアンスに気を張って、自分が落ちこぼれじゃないように見せている。

自分が能力がないというのは簡単だけれど、自分が何か能力があると示すのは至極難しい。

自分の魅力は数値化して示せるようなものなんかじゃないからまだうまく言語化できていない。コミュニケーション能力とか傾聴力とか想像力とか、そういったものをどれだけ自分の強みとして話せるか、単純だけど難しいな。話すのが、伝えるのが大の苦手ではなくて良かったとぼんやり思う。

 

ある程度どこに行ってもうまくやる自信はあるけれど、長く続ける力は皆無で、それをAIかなんかに分析されて「やっぱりなあ」と思ってしまった。本当に、なんでもかんでも2、3年しか情熱を注げないから参ってしまう。これって恋愛でもそうなのかしらと不安に思ってしまう。

 

 

自分の長所は?自分の短所は?

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ここで話したことで何になっているんだろう、嘘じゃないのに嘘を重ねる気持ちになる。

浪人したせいで(おかげで?)周りの人が既に進路を決めていて、進学したり就職を決めていたりする。少し出遅れたような気持ちになって、焦るくらいの方が自分にとっていいのかもしれない。そうごまかして生きている。

大学が大学だからか、周りの人間が至極熱心に就活をしているように見受けられないから一人相撲を淡々と行っているように感じる。馬のお尻を鞭で打つような感覚。

 

わたしはどうやって生きるんだろう。

どんな土地でどんな生活スタイルでどんなリズムで1日を繰り返すんだろう。今はまだ選択肢が無限にあるから、何にだってなれる気持ちで生きていよう。

バイト先の先輩や上司は「若いから何にだってなれるよ、今は1番やりたいことを目指せばいいよ」と言ってくれているから、泣きそうな気持ちを喉に溜めて口角を上げる日々を過ごしている。