ライクアカメレオン

大学受験で躓いてからというもの、「試験」だとか「面接」だとかいうものにめっきり弱くなってしまった。その単語を提示されるだけで身体に力が入ってしまい全身から血が抜けたような気分になる。自分でも大したことないではないとわかっているのだけれど、どうしても脊髄反射で身を固めてしまう。

 

試験は以前ほど厳密で形式張ったようなものが無くなった気がする。就活ではwebのものが殆ど。自宅でパソコンを広げて小1時間画面を見つめていれば終わる。大抵のものは結果がわからないからこそ心の負担が少ないように感じる。

 

一方面接は1つの企業を受けるだけでも3回以上は済まさなければならないから、数ヶ月心臓を酷使することになる。わたしとしては非常に厄介なイベントである。

堅いものでなく、極めてフランクで笑いも混じるような面接であれば少しは気持ちが解されるけれど、全てが当たりくじなんてことは無いから参ってしまう。何も悪いことはしていないのに叱られているような気持ちになる。受けた後は「あの時の返答は不味かったかなあ」なんて延々反省会を繰り広げてしまう。極めて生産性がなく、寧ろ気分を落ち込ませてしまうものだと自覚しているにも関わらず毎回と言って良いほどのルーティンになりつつある。

「自己肯定感が低いと生きにくい」とはこういうことだろう。

 

 

面接で自分が気持ちよく話せただけで、他人から見てちっとも良くなかったという場合が1番最悪で苦しい状況だと思う。

まさに今がそんな感じで、昨日は楽しく喋れたから後悔ない!と思いつつ後悔をしている。フランクな雰囲気はあったけれどフランクすぎたんじゃないか?言葉を並べ立てたけれど薄っぺらすぎたんじゃないか?面接官も笑っていたけれど呆れ返っていたんじゃないか?長所と短所は表裏一体というけれど、身をもって実感している。

 

さて私が御社から見放された際、どんな決断をすれば良いでしょうか。

大学受験の際は悔いが残らないように敢えて全く違う世界に飛び込むことにしていた。変にコンプレックスを抱えたくはなかったし、突飛な行動をした方が面白いと思ったからだ。(根っから人を笑わせることに拘っているのを最近強く感じる)

決断をぼやかすためにもあまり絞らずに幅広く将来を見ている。数年前は院進したいしアカデミックな道に進みたいと思っていたから、就活をしている自分に既に驚いているけれど。

もっともっと自分を驚かせたい。

逆にいうと決心が長続きしないということだと思うけれど、そこは自分に都合よく解釈しておく。今は。