死ね

好きだった人間の今の恋人があまりにも中身がなさそうだと、(良い別れ方じゃなかったとしても)嫌な気分になってしまう。

 

そもそも感性は人それぞれだし、頭が良さそう/悪そうで人間の善し悪しを決めるのは浅はかなことだという認識はある程度持っているし、理解はしている。けれど「モテる」という概念があるみたいに、ある程度一般的な理想はあるはず。住む地域・所属する団体等で多少変化するけれど、まあある程度の形は少なくとも日本国内では一貫したものがあるだろうと思う。

 

私自身頭が悪いのがコンプレックスなので「頭悪い人を恋人にしたい」という気にはならない。どんなに他の分野に特化していても、私以上の知性がないと魅力を感じられない。

そのぶん顔に対してはあまり執着していない。鼻筋とか眉毛とか唇とか、好みのパーツはあるけれど、多少満たしていなくても愛嬌でカバーできてしまうから。

外見は数ヶ月で整えることができるけれど、知性というのはその人間の成長過程で育まれるもので、後天的だけれど環境など幼少期に決められることが多いから、大人になってから知性を育むのは難しいんじゃないかな。実際よくわからないけれど。

 

知性というのは一定の点数が取れればいいというものじゃなくて、視野が広いとか、訂正が早いとか、計画性があるとか、生活に根付いているもの。

 

こうやって好きだった人へのヘイトを溜め込んで、「中身がない人間と付き合うお前は本当に中身がない」と嫌な気持ちになっていたのだけど、もっと根本的に嫌だったのは、彼の恋人じゃなく彼自身であるのは明確で。

 

 

私もすっかり忘れていたけれど、ブログを書くようになったのは彼のお陰で。胃痛が酷すぎるからストレスを文字に変えて生きていくことにしたのでした。

その当時「忙しいから」なんて言って、私もまあ冷めているんだろうなとわかっていたから何も言わず「じゃあせめて最後会って話そう」と持ちかけても、それすら「無理」なんて言われて。そんな中でも私はあまり人を嫌いたくなくて、文字にしてネタにして消化することで自分の感情をなかったことにしたりして。

自分の感情を殺すのは、よくなかったね。あの時私はもっと怒って良かったし、もっと彼を傷付けて良かったとさえ思う。

「忙しい」中で1ヶ月後彼女作ってよろしくしてるなんて阿呆らしいなって思っちゃったし、私は今更それを見ても何も怒る手段がないし。惜しいとかは全く思わないけれど、それって私への侮辱でしょう。ふざけないでほしいな。私が1ヶ月以上胃痛と共に生きてなんとか飲み込んだ言葉を今更思い出させないでよ。本当に死んでほしい。嘘つくならもっとマシな嘘をついてほしいし、そういう阿呆な彼と付き合ってた自分が気持ち悪い。

 

遊ばれてたとかはあまりこの怒りに直結していなくて、(何故なら同じようなことをした他者を私は少しも恨んでいないから。一過性の怒りはあったけど)、やるならもっとマシに綺麗に文学的に悪役気取るか良い人ぶるかの二択を選んでほしかった。中途半端なのはすごくダサいし。

 

せいぜい頭の弱そうな彼女と夢の国に縛られて生きていけば良いかと思います。きっとあなたはそれで幸せなんでしょうね。

私は日々悩んで苦しみながら生きています。