蒲団にて

少し具合が悪い。

去年同様深夜から初詣に行ったのだけど、去年同様に風邪っぽくなっている。喉が若干痛い。頭も少し痛い。インフルエンザじゃなければいいけれど。

実家に帰って、足が伸ばせる湯船に肩まで浸かって、少し重たい布団をかけて横になった。床に敷かれている布団は衛生面を考えてあまり好きじゃない。少し息が詰まるような思いで布団に包まっている。布団の端とかは汚そうなのであまり触りたくない。

残されてたおせちを全て平らげて、私があまり好まない脂の乗った高いお肉をしゃぶしゃぶで食べて、2回目の小さめな年越し蕎麦を口にした。胃の中は結構パンパンで、尚且つ自分の好ましくないものも入れたからか少しもたれている気がした。消化も相まって自分の身体が熱くなったように感じられる。薬のせいかボーッとしてもきた。

今日は何時間寝たかと考えるくらいにはしっかり寝ていたのに、眠くなっている。外にも1時間弱しか出ていないのに、疲労しているみたいだった。慣れた居間の慣れない雰囲気で疲れてしまったのかもしれない。家に帰ってから家族の顔をきちんと目視していない。そう考えると自分が嫌になってきた。

 

あけましておめでとうと言うほどめでたくも思えないし、態々実家に帰らなきゃいけないと感じる自分も嫌だった。自分が出会った最初の社会である家族さえ拒否している。どんどん人間から遠ざかっている。

先生は鉄分の薬と、軽い睡眠導入剤をくれた。前の先生も軽い精神安定薬しかくれなかった。わたしは大して酷い病状じゃないんだ、ということに、安心もしているし絶望もしている。

 

年が明けたらまた病院に行かなきゃいけない。でももうその日は行けなくなっちゃったのが確定しているので、まずは電話しなきゃいけない。ちょっと面倒だなとも思う。でもこのくらいはみんなやっているらしいから、私もできる風を装わなきゃなあ。

採血もするらしい。鉄分が不足すると精神が不安定になるし疲れやすい。鉄分不足の私はここ数ヶ月ほぼ毎日鉄分のカプセルを飲んでいた。おかげで排泄物が驚く程黒くなってしまったけれど。カプセルが効いているのかを調べるらしいけれど、実感はしていないのでそれとは別なのかなという気もする。

 

明日は就活関係のものを片付けたいなと思う。

父が家にいるのは凄いストレスなのでどうにかして逃げたいけれど、生憎三が日はどこも混んでいるか休業している。明日も頑張らなきゃ行けないなあ、といって、自分に圧をかける。