征服

学校が始まったら私は基本3、4時間程しか眠れなくて、今日も3時間程しか眠れない予定だったのに過剰に寝てしまって自分にがっかりした。

寿命を削ってまでキリキリ動くことが出来ないみたいだった。薄い布団の上で身体はちょっと軋んでいて、毛布の中で重力を感じている。

タスクをこなせない。

 

最近谷崎潤一郎の『痴人の愛』を読んでいる。

これは私が尊敬している友人がオススメしてくれたもので、(まだ全て読んではいないけれど)私を考えさせる内容だなあと思う。

ザックリ言うと男に飼われる女の話。友人は「言っちゃえばパパ活の話だよ」と言っていたので面白いなあと思った。

 

 

最近の頭の中は大抵幸せらしいものでいっぱいで、どこかでツケが回ってきそうな気しかしない。困ってしまう。幸せを疑わず素直に享受できる人間ではない。

 

ブログに書いて良いこと悪いこと、どこまでがボーダーラインだろう。

 

 

この間食べたモンブランは酷く甘くて、紅茶をストレートにしておけば良かったと後悔した。楽しみにしていた手紙は書いてきてくれなかったみたい。寂しい。

 

暗いところにいるとイライラしてしまうらしい。鬱じゃなく、衝動的で暴力的な感情。つまらなかったわけでもないし、なにか不満があるわけでもないのに。

怒りは私の思う1番恥ずかしい感情。何故かって、それは同居人を思い出させるから。私にも同じ血が流れていると思うと、ゾッとしてお腹がひやりとする。全く知らない人の血で薄めたい。

 

 

ごめんねとか申し訳ないとか、言い過ぎるのは暴力。許すしかないのに連呼しないで。建設的じゃないよ。

その割に反省の意思が全く見られないとそれはそれで腹がたつの。最低でしょう、私。

 

 

この間から、私が指折りながら伝えた言葉の2つが思い出せない。何故かしら。きっと重要じゃないことなのに、真剣に考えてくれるのは誠意だと思う。優しいね。

私はだらしがないから思い出そうとしたりしないの、いつか大掃除するときに見つけて「手遅れだったね」と泣いてしまいたい。荒れた部屋の中心に飾られたセボンスターのネックレス。

 

 

「あなたの文章が好きなんだよね、言ってしまえばファンです」と言ってくれた相手の瞳はもう私を捉えていないの。雑多なビルの上を飛ぶ鳶に負けた。私のお腹の中ではふくふくと育った毛並みのいい猫が、目を細めてにゃーんと泣いている。

 

甘過ぎるラテを一緒に甘いねと言える、甘えた関係。