愛のアレゴリー

ずっと前から相手のことを殺してしまいたいと思っていたの。本当に実行するつもりは更々ないし、「お菓子の家に住みたい」くらいの可愛い気持ち。美しいものは美しいまま残しておきたい。いつか無くなるからこそ、留めておきたい。横顔を見つめながら、本当に殺せたら楽なのになあと思う。確か真駒内のバスの中。

 

私も私で一生懸命だったつもり。依存しないようにしたし、相手にベタベタしすぎないようにしていた、つもり。結局相手は重荷に思ってしまったみたいだから救いようは無いけど。もうちょっと上手く生きられなかったかなあ私。

 

 次に活かすために書き留めておくと、私にとって彼が全てにおいて最高だったわけではなかったと思う。

何度も色々な場所で言っているけれど、私の好みのタイプは理学部で女の子に慣れていない典型的なオタクって感じの人。勉強に全振りして青春上手く送ってなかったよって人。正直恋愛ってよくわからないし必要ないんじゃないかと思っている人。私と真反対なタイプが好き。(私はアニメ漫画が特別好きなわけではないけど、根はオタクであると思う)

彼はオタクというわけでないし、見た目からしてオシャレ大学生だし、文系だし、顔が整いすぎている。

 

この間友達と話していると「相手がイケメンであれば『イケメンだったし良いか〜W』って流せるよね!」というところに帰結した。

顔面が整っていると確かに全てにおいての幸福度が1.5倍にはなっていそうだと思ったし、思い出もSNOWばりに補正されてしまうと思う。加えて私は顔面至上主義。綺麗なものは正義。(だけど恋人は整いすぎていたら隣に並ぶのがしんどいので並が良いと思ってます)

顔の話は宗教じみたアレになるのでアレします。

 

ということで顔面以外なら私の周りにいる人の方がハイスペックだったり魅力的だったりするわけでした。「俺より良い人見つけて見返してね」って言われて別に良い人はいっぱいいるんだよなあ〜ーって思ったりするけど、逆に何故私はここに留まっているのでしょうか。

学歴なら彼以上の知人はいっぱいいるし、将来性考えて医学部!と考えても知人にいるし、もっといっぱい愛してくれる人!と考えても別にいっぱいいるし、彼が特別何か最高というわけでもないなと。

だから見返すも何も…と今日も自分で自分を殺しています。自分磨いてもっと良い女になって見返してね、じゃなくて相手でマウント取れと、厳しい世界だ。

 

前から話しててきっとこの部分は話が合わないな、とか、この部分は配慮してないんだろうな、って部分があったけれど、今回もそういうところなんだろうなあと思います。

言葉にしないのは怠惰で、少し、いやかなり狡いと思う。そこも含めて良かったんだろうけど。

 

 

ということを1ヶ月も前に言っていたけれど、時間が全てを制すね。なんかもうなんてことない話になってしまいました。

今日も元気です。