飛行機の話

この時代に生まれてよかったと何度思っただろう。何が良いって飛行機が安い。

私が度々脱北出来るのも時代のおかげだ。

 

私は専らjetstarを使う。

理由というほど理由はないけれど、耐えられるレベルの旅客サービスであり尚且つ安さを考えると、1番丁度いいと思う。関空も好きなのでその点でもポイントが高い。

 

今日飛行機に乗っていると、隣の席の中国人に「excuse me」と声を掛けられた。「Can you speak English?」と聞かれたので「…a little」と答えた。こんな英文を中学生の頃に習ったはずだけど、実際に使うのとテキストでは全然違うよなあと思う。

彼の話を聞くと、離れた席に彼の妻と医者が乗っていて、私と席を交換することは可能だろうか?というお願いだった。

この間モエレ沼公園の近くの喫茶店に入った際に、切り盛りしていた女主人が「旅行に来る中国人はやっぱりお金持ちよ」なんて言ってたのが思い出される。旅行で医者を連れまわす財力。でも如何にもなブランド品は身につけていなかったので品が悪くは感じなかった。

私はこの席に固執していたわけじゃないので「OK. after flight」と返した。機内は離陸前だった。離陸し終わって機内が安定したらね、という意味のafter flightだったけれど、通じたようで良かった。英会話能力がない。

 

その後無事離陸したので席を変わろうと意気込んだのだけれど、気流が乱れているのでシートベルトは極力つけていてくださいとのアナウンス。

中国人に目配せしたところ「でもシートベルトが外せないんじゃないか?」といったニュアンスの返答が返ってきた。(ある程度リスニングは出来たことに安堵した自分がいた)

席を交換するくらいなら少しくらい立ち歩いて良いのではないか?と言いたかったのだけど、正確に話を伝えるのは厳しいと感じたのでCAを呼び出してみた。「今の時間って席を交換しても良いのでしょうか?」

そこで結果としては交換してはいけないということだった。10区切りで客員数を考えているのでそこを超えてしまうのはダメだ、と。

詳しく理由は聞かなかったけれど前後のバランスとかの兼ね合いがきちんと考えられているのかなとぼんやり思った。

 

後半あと200字くらいで日を跨いでしまって、今までの雑談はなんだったんだ?といった気持ち。とりあえず言葉を結んだけれど何が言いたかったのか忘れちゃった。

昨日の私の発言は今日の私には受け入れられない。また今日が来る。