おもしろいひと

普通に生きていて「この人面白いな!」という感動があまり感じられない。感性が乏しい。

ギャグ的な面白さじゃなく、人間として深みがある、興味深いと言った意味の面白い。くだらない面白いと感じることはそりゃまあ有りますよう。

 

おもしろいひとの共通点。

話し方がうまい。無意識に起承転結をつくっているというか、くだらないことも飽きもせず聞ける。

自分のペースを作るのがうまい。世界観がきちんと定まっている。説得力がある。普通の人が当たり前にやることも意味ありげに感じさせる。

人の顔を見て話す。おもしろいひとが基本的に話したがりなんだろうな、今まで出会ってきた人はこういう人が多い気がする。執拗に見る。目力というやつがすごい。

 

私も他人のことを偉そうに言えないんだけど、話に一貫性が無い人は面白いと感じられない。その場凌ぎで言葉を発しているのだろうなというか、言葉に責任がないんだろうなというか。言葉にした途端に所有権を放棄するというか。そういう話し方をする人間にはなりたくない、なりたくないなあ。

 

あと面白く感じられない人、私のことを褒めれば良いと思っている人。私は自己評価が低いので、褒められれば褒められるだけ胡散臭く感じてしまう。私のことが好きな人ってだいぶ頭がおかしいと思うんだ。

学校は?年齢は?趣味は?って質問責めする人もダメ。尋問かな〜って思ってしまう。せめて好きな方角は?とか突拍子も無い質問をしてほしい。因みに私は西が好き。

 

おもしろい人になりたい。それこそ変な人。

あの子って変だよね、おかしいよね。って言われて初めて人生が始まる気がする。始まりたい。脱没個性。

 

量産系大学生というもの、私は本当に無理すぎるんだよなあ。

ひたすらインスタ映え。お洒落なカフェ。味より見た目。インスタ映えする友達。インスタ映えする彼氏。道端の誰かが遺した嘔吐物の跡を眺めている方が楽しい。

こうすれば絶対受けがいい。その意識の中に本人はいない。阿呆らしい。自分をより希釈して何が楽しいんだろう。

なーんて思うけど分かり合えないなら分かり合えないでいいんです。私は私が良いと思うことを独り占めしたいひとなので。お互い気持ちいいことをしよう。

 

私が面白くなるためには私自身がもっと異質なところに飛び出さなきゃならないし、怖がる心を持ってはいけない。

夜は短し歩けよ乙女」の黒髪の乙女精神。

彼女のような女性になりたいと今日も無い胸を張るのでした。