嵐山

嵐山は僻地だし絶対良いところだ!と前から思っていたのだけれど、行ってみるとああこんなもんかと思ってしまった。

 

私が寒さに弱いのもあるし、十分にエネルギーを摂取していなかったこともあるし、あとは今日の体調が悪かったこともあるのかもしれないけれど、あまり上手く感動することができなかった。

 

初めて食べたにしんそば。あれは意外と美味しかった。甘露煮になった鰊が艶やかだった。だけど見た目の手抜き感は否めないなと思う。蕎麦の上に鰊が乗っただけ。男飯といっても良いくらいの豪快さ。うどんに甘い油揚が乗っているみたいに絶妙な味で、心が満たされた。

けれど麺類があまりお腹にたまる体質ではないので歩いてるうちにお腹が空いてきた。嵐山のメインストリートは食べ歩きグルメがひしめいていて、非常に魅力的であった。

えー何か食べたい!

と思っていたけれど歩いているうちに寒くなってしまって、竹林を通って寺に行って終了。もうちょっと元気があれば良かったのだけど…。

ということであまり嵐山は突発的に行かない方が良いですね…。時が来ていないのに適当に物事を進めちゃダメ。昼過ぎにノロノロ嵐山に向かうあたりで凡そ結果はわかっていたはずです。猛省。

 

そういうことであまり好ましくない竹林デビューでありましたが、次回来た時のための予習だと思うことにします。

だけど、「彼氏と着物で来たい〜!」とは思わないです、何故ならそんな身分じゃないので。

京都を歩いていると「その顔で着物!?」と思ってしまう事案が多々あって浅ましい人間だなあと悲しくなってしまいます。顔面至上主義者の悩み。自分も相手も何一つ利益がない。

 

嵐山といえば竹林、ということですが、竹林には不思議な力があるね。滅茶苦茶グラヴィティを感じましたワタシ。なんでこんなにも気持ち悪いのだろうと思ったら、傾斜がかかっているのに竹の生え方がおかしいせいで斜面を視覚で感じることが出来ない。そういうことかなと思いますよくわかんないけど。 歩いていたら自分が何処にいるのかわからなくなるので、1人で行くのはあまりオススメできません。

同じような意味で三十三間堂もなかなか好きな観光地です。…竹も仏像もそうだけど、単に私が数の暴力に弱いだけなのかもしれない。

 

旅の総括は北海道に行ってからにしようとは思うけれど、京都にいるからといって全ての物事から守られるわけではなかった。