わたしと薬の話

 

ちょっと生々しい話をするので苦手な人は「あれ?」と思った時点でお戻りいただければ幸いです。

 

わたしは昨年・2020年5月から低用量ピルの服用を始めました。

それ以前も少し飲んだことはありました。出血が頻繁すぎる(2週に1回生理が起こる)という理由で服用を続けていましたが、今思えば子宮自体より心の問題が大きく、ある時期を過ぎてから気にならなくなったので服用をやめました。

今回飲み始めたきっかけは生理痛が少しずつ重くなっていったこと。丁寧に綴るなら、排卵日から数日、生理が始まる1日前あたりからの生理痛、生理が終わってから5日間ほど卵巣あたり(素人の感じ方なので実際どうなのかはよくわかりません)が痛むようになりました。そのせいでひと月のうちの半分はベッドで過ごすことを余儀なくされていました。精神的に弱っていたこともありますが、痛過ぎて就職面接を蹴ったりもしました。そんなレベルで生きていました。

 

生理痛で体育休むって大袈裟じゃない?と高校生時点で思っていましたが、症状が重い人にとっては学校来ただけで超偉いレベルです。まあ「症状が重い」というだけで正常ではないということなんですが、TVで「痛みに負けるな!」なーんて宣伝されている社会において、その程度で病院に行くなんてと思われるのは仕方のないことかと思います。無知を恥ずべきだとも思うけれど、生理用品のCMも生理痛に対する鎮痛薬のCMも深刻な様子をしていなくて、みんな笑顔でなんなら踊り出してしまうのだから、仕方がないことかなあと思います。

 

病院に行ったのは4月末だったかと思いますが、その時は生理でもないのに右卵巣あたりが痛くて、車で病院まで向かった記憶があります。痛過ぎて血の気が引いて貧血みたいになっていました。死にそうなのにそこそこ待たされ、辿り着いた先で「典型的な症状の出方ですね〜」と緩く返された。死にそうになりながら撮ったエコー写真には血の塊であろう黒いものが映し出されていた。チョコレート嚢胞?というやつらしいけど、精密な検査をしていないのであくまで「チョコレート嚢胞だろう」という見解らしいです。今文字にして改めて思ったのだけれど「だろう」で良いのか?

とりあえずその日は(たしか)ルナベルという1シート1300円くらいのピルを処方され「次の生理終わりから飲んでね」と言われました。生理痛がひどい時はどうしましょう?と問うと市販の鎮痛薬で十分だと言われました。そんなもんか。貧血がひどいのはなんなのか訊くと、痛みが酷過ぎて血の気が引いてるだけだよ(ようは気の持ちようだよ)と言われて恥ずかしさだけが残りました。大袈裟すぎるのでしょうか…。

 

そんなことで5月から服用をスタートしたのでした。

多分続く