日常

タイムマシンより

新たなマシンを手に入れた。 なぜこう道具が変わるだけで生まれ変わったような、旅行したような気分になるのだろう。 iPadを使えば絵が描けるしデザインもできるじゃないか、と思って手にしたはずなのに真っ先に行ったのは、いつも通り文章を垂れ流すこと。 …

旅先

再生。自分を再生するために京都に行ったと言っても過言ではないかもしれない。 久しぶりに降り立つ京都は以前と全く違うのではないかと少し心配だったけれど、その心配はまったくの杞憂だったと思う。多少店が変わっていたりなどの変化はあったけれど、望ん…

不安と不調

昨年は頑張りすぎないように過ごしていたからか、そんなに疲弊することがなかったような気がするのだけれど、今年に入ってなんだか少しずつ憂鬱が溜まって自分で自分の調子を整えるのが難しくなったような気がする。 一昨年起こったみたいな息苦しさや目眩や…

健康であれば、

もう燃えるような恋はしないのだろうなと思う。 破滅しかない恋愛の方が嫌でも心に刻まれるから好きで、でも望むから得られるものでもなくて、自分の時間を結局は意味のないことに費やしてしまうほど若くもなくなってしまった。 今は十分幸せで、この人とな…

大学生活、ラスボス戦

2年ぶりにまともに対面の授業に出席した。 私が本格的に精神を疲弊させてしまったのが3年の後期からで、4年の前期は授業に全く出ず、後期は大勢が受ける聴いていればいいくらいの必修の単位をオンラインで受け、5年の前期は少人数のオンラインだった。 何処…

2回目の10月

10月という季節が再びやってきてしまった。 昨年の私はというと、卒業論文に一切手を付けておらず(中間発表等も卒業要件のひとつだったはずなので)実感はしていないものの留年という事実が差し迫っていた。最悪なことに半期休学するなどの措置をとる余裕さ…

息継ぎとそのあと

私は勉強が得意ではないので、勉強をし続けられる人、つまり研究者という立場の人に非常に憧れている。 小中学生の頃は所謂井の中の蛙で、知識を蓄えれば蓄えるほど先の景色が見えるようになった気がしていた。知識は私をどこか広い世界に連れて行ってくれる…

ひとりになりたい

ここ最近、うまく文章が打てなくて少し悩んでいた。 4日に1度のブログ更新も放棄して、卒論を書くのも中断して(本を読む作業を延々行っていたのでサボっていたわけではないと言いたい)、ただひたすらSNSを見たり、趣味の本を読んだり、ゲームをしたりして…

私は誰のものでもないし、誰にもわかられたくない

先日、小学・中学の同級と久しぶりにSNS上で再会した。 彼女は転校してきたからか皆んなの人気者で、よく笑い、皆んなに優しく、愛されていた。私も彼女のことが好きだったし、彼女を嫌う人なんていないんじゃないかというくらいには邪心がなくて真っ直ぐな…

悪と見做してもいい?

この間久しぶりに会った友人に、なぜ話したくなったのかわからないけれど自分の過去のトラウマの話をした。 たしかその前に「告白は2人の間柄を崩壊させるから好ましくない」という話をしていて、それはたとえ一方が気まずくならないように振舞っていたとし…

痛みを自分のものにする

美術作品や映画や小説、何でもいいから他者を引き摺り込むもの。そういったものが自分の奥深い部分に刺さる気がするのは痛みを伴っているからだと思う。 わかりやすく言えば、いじめられた人にいじめが題材の何かをみせれば、いじめと関わったことのない人(…

ライフタイム

恥ずかしながら美術系大学に籍を置いている身でありながら、美術ときちんと向き合ったのは大学に入ってからだった。 そんな感じだったので、今まで絵を描き続けてきた、当たり前に美術と共に生活をしてきた人と比べると知識等が恐ろしく劣っている。私が勉強…

好きな人が好きな人じゃなくなるのが耐えられない

私が小学5年生か6年生の時に、「表紙が可愛いから」と手にした本が森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」だった。 中村祐介が描く美少女のイラストの雰囲気に惹かれたものの、文体は堅く小学生の時分ではなかなか手強い読み物だった。そもそも行ったこともない…

普通を疑う

エントリーシートの趣味の欄に「読書」と書いてしまったので、これは是非何か読まねば…と考えた結果、現在、村上春樹著「スプートニクの恋人」を読んでいる。ある女の人に恋焦がれる女性と、その女性のことを好きな男性。話は大体その三角関係で出来上がって…

誠実な人しか生きられないの

最近自分の周りで浮気の話をよく耳にするようになった気がする。年齢的なものなのか、わたしの友人の民度の問題なのかはわからないけれど、10代の頃には確実に耳に入ることがない話題で、自分の年齢を生々しく実感する。 わたし自身浮気について全否定はして…

プレゼントと気持ち

この間友人から卒論中間発表お疲れ様でした!ということでずっとほしかったLAMY2000の4色ボールペンを頂いた。私は文房具が好きなので、異様に高い外国製の筆記具にこだわっている。たくさんありすぎても使えないので、数はそう多くはないけれど、筆箱に入れ…

初夏の雑記についての雑記

4日毎の投稿を目指してはいるものの、やはり日常が忙しくなればなるほど、自分のことを語る余裕もなかったりする。 先週、卒論中間発表を終え、(コースの先生が一人御退官なさったので、わたしが思い描いたものよりもヒリつきがなかった。発表の質も上がっ…

メメントモリ

直に知り合いというわけではないけれど、SNSでたまに見かけていた人が亡くなってしまったらしい。突然の事故や自殺とかではなく、長い間闘病していた末の最期だった。 わたしにとっては勿論他人で、初めて見かけた時は若いのだし治るものなのだろうと軽視し…

あの時のまま

音楽の素晴らしいところは、自分の思い出と結びつきやすいところにあると思う。 中学校では吹奏楽部に所属し週6、週7くらいの勢いでクラリネットを吹いていた。大学に入ってからは芸術学を専攻した。わたしの人生は大方芸術で括られているようだと24年間生き…

爪を整える

最近爪を整えることを気にし始めた。 ボルダリングをやっているのだから爪なんか気にしても仕方ないと思いながらも、やっぱりきれいな指に憧れてしまう。地肌が黒いのもあって、何となく女の子らしさに欠ける手だけれど、もう少し可愛いものにしたい。手だけ…

汚い言葉

24歳になると(というか所謂社会人になると、と言うべきか)自分の年齢と趣味嗜好が合わなくなってきたりして、他人と自分の考えの歪みにハマって動けなくなってしまう。 その中で代表的なものを挙げるならば「ファッション」が顕著だろうと思う。 友人と会…

今日までの道のり

先日先生と電話をして、進路のことだとか卒論の方針を話し合ったりだとかした。去年卒論を書いていればわたしともう1人の卒論を見るだけなので良かったのだけど、今年はわたし(留年生)と4人の計5名の卒論を見るというのだから、先生には申し訳ない気持ちでい…

失恋の仕方

先日なんとなく「愛がなんだ」を視聴した。ざっくり言うと、クソ男とそれにハマってしまうどうしようもない女の話だった。 私も10代の頃は割と恋愛に恋愛していたところがあったので他人事のようには見られなかった。思えば、好きな人にはなんでも尽くすよう…

染髪とは…

今まで顔面のことに関しては色々気にかけていたけれど、そのほかに関してはほとんどどうでもいいような風に振舞っていたなと思う。服は好きだけど、数万出してまで買おう!という気にはならない。布じゃん!と思ってしまう。髪の毛も極度に痛んでなければい…

棲み分け

嫌いな人間のSNSを覗いてしまう癖が抜けない。悪いことだなあ、浅ましいことだなあとわかっているけれど、過去を振り返って「なんだこいつもこの程度じゃん」と感じると、少しホッとしてしまう。同じ道を目指しているわけでもないから、少しくらい方向性が違…

おつかれ自分!

私事ですが、就職活動がひと段落しました。真っ只中で慌ただしくしている方がいればブラウザバックをお願いいたします。今回に限っては人を焦らせてしまう内容になってしまうかもしれないので…。 1年留年したので実際昨年度7月〜5月、今年度3月〜4月、計1年…

放任と独占と

革新的なことがやりたいくせに、実際適性はじっくりコツコツ地味にやることの方があっている。アンビバレントってやつだな、人間だなあ、と思いながら今に至る。 予備校時代に凄く頼もしい先生がいて、私は先生のことを凄く尊敬していた。先日予備校時代をふ…

対話の難しさ

面接ラッシュであまり文字を連ねる時間が取れない。 去年は真面目に就活をやっていると見せかけてやっていなかったので、この時期にはもう無になって生活していた気がする。特に対策してもいないのに道内企業からはなんとなく最終選考まで案内してもらうも、…

我儘で傲慢な

新学期が始まってしまった。 焦る気持ちを抱きながら、新学期に向けてしなければならない作業はあるのかしらと、保健管理センターと学務に連絡する。保健管理センターの方は次の日には連絡を返してくれて、とりあえず学校に行けばいいらしいことがわかった。…

自分しか愛せない

(始まってすらいないけれど)関係が終わってしまってからも好きだと思えた人間がいるのは幸運なことだなあと思っていた。2人の関係性に名前がつくことは最初から最後までなかったけれど、最後も綺麗に終わらせてくれたし、君が「それは嘘だよ」というならそ…